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自然は大なり人は小なり

5月3,4日と山古志の実家へ田仕事を手伝いに行って来た。中越地震後に取り入れた「お布団農法」である。敷き終わると田一面が真っ白になり、かなり異様な風景である。
地震後復旧した棚田は殆んど消え、棚池に変わった。棚田に手間暇を掛けている時間及び人がいなくなっている。地震後過疎化が急速に早まった。

3日の夜、外に出ると向いの杉林の方で「ホーホー ノルツケホセ(と、聞こえる)」フクロウの鳴き声を2度聞いた。何年ぶりに聞いたかな…、嬉しくなった。すると隣の池から、「コロコロコロ、コロコロ」「コロコロコロ、コロコロコロ」と甲高いカエルの鳴き声が2か所くらいから聞こえてきた。50数年生きているが初めて聞く鳴き声である。恋のから騒ぎかな、とても賑やかだった。調べてみたら「シュレーゲルアオガエル」のようだハイカラな名前だ。

翌日、田仕事の合間に坂(ヒラと言う)をかけ上り「ぜんまい」「わらび」「うど」「アケビの芽」を取り歩き、にんまり。一番の目当ては「木の芽(アケビの芽)」である、ほろ苦く、これぞ「山菜の王様」って感じ。日陰には未だ雪が残っている。この地域の人、ここで生まれ育った人も雪の下から出てくる山の恵みを待っている。山の木々が芽吹く頃、何故かソワソワする、「山が呼んでいる!」

今の時期に思い出す好きな言葉がある「自然は大なり人は小なり、せめて心だけは大きく」中学の時の先生の言葉である。

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